洪水被害経験者が全力で推す!住みたい場所を選ぶ前にハザードマップ

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安くて良い土地かと思って家を買ったら、実はハザードマップの浸水地域だった」

他の人も家を建てているから大丈夫だと思ったのに、液状化で全員住めなくなった」

昔から人が住んでいる場所だから安全かと思っていたら、土砂崩れで家がつぶれた」

こんな悲劇にあう人が少しでも少なくなるよう、土地情報の調べ方をご紹介します。

50年に一度の災害、それは何年後に発生するのか?

筆者は、Jターンで土地勘のない場所に家を建てることになった際に、とても悩みました。
配偶者は「洪水なんて50年に一度あるかないか。そんなリスクを気にして土地を選ぶなんて無駄でしょ?」という楽天的な考え。

ですが、筆者は子供のころに地元で洪水の被害にあった経験がありました。
自分の眼の前で、山が土砂崩れを起こして県道が埋まる瞬間を見ました。
あの時の「死ぬかもしれない」という恐怖は、今思い出してもゾッとするくらいです。
JR駅も商店街もガソリンスタンドも水没して、町中が消毒用石灰の粉だらけになり、洪水被害から営業再開できない店が多すぎて商店街が無くなってしまった…そんな記憶が残っていました。

50年に一度あるかないかのリスクでも、いま避けたい!

そう思って、土地を選ぶ際にできる限りの情報収集をして臨みました。

その結果、家を建ててわずか7年後に、50年に一度の豪雨災害が発生。
洪水、土砂崩れ、浸水など我が家の周辺でたくさんの被害が出ました。

そして我が家のすぐ近くにある新興住宅地も、床上浸水の被害にあいました。

後で知ったことですが、昔からこの地域に住んでいる地元の若い世代は、誰も新興住宅地の家を買っていませんでした。

「昔から大雨が降ると浸水する土地」だと知っていたんだそうです。

他の地域から移住してきた人は、何も知らずに新築の家を買って被害に…。

そんなリスクのある土地だということを、移住者は誰も知らなかったし教えてもらえなかった

そうです、誰からも教えてもらえないなら自分で調べるしかないんです。

お気楽に構えていた配偶者から「君が言っていたのはこういう事だったのか」と驚かれました。

おすすめハザードマップは国交省!

さて、筆者が土地勘のない場所で土地探しをした際、一番に参考にしたのがハザードマップ!

ハザードマップとは、津波、洪水や土砂崩れのリスクを分かり易く色分けした地図のことです。
自治体ごとに、避難所や緊急連絡先などの情報も加えられています。

そんな地図見たことない…どこで売ってるの?

買う必要はありません!
ハザードマップは、自治体の公式サイトでダウンロードできますし、市役所や町役場の窓口で無料でもらうこともできます。

自治体によって担当課が違うのでざっくりとした説明になりますが、検索サイトで「市町村名 ハザードマップ」で検索すると、たいてい自治体のハザードマップのページがヒットします。

さらに過去を含めた詳しい情報なら、国土交通省のハザードマップポータルサイトが超オススメです。
ブラウザ上で洪水・土砂災害・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示できます。

一見なんの問題もない平地でも、過去の土地情報を見たら、実は池を埋め立てた土地で地盤が軟弱だったり、土砂崩れ警戒区域のすぐ近くだったり、川から遠いのに浸水予測が数メートルあったり…調べてみると驚くような事実ばかりです。

試しに、いまご自分が住んでいる場所を調べてみるのもいいですよ。