HSCの育児

痛みにめちゃくちゃ弱いHSC、大泣きする子の対処法は?

子供のHSPであるHSCの多くには「痛みにめちゃくちゃ弱い」という際立った性質があります。

私のムスメもほかの子供よりも明らかに痛みに弱く、ちょっとしたことで泣き出しては保育園の先生を困らせています。

ちなみに今日もインフルエンザの予防接種でギャン泣きした4歳児です……しばらく病院の外でなだめました

HSCの泣き虫を責めると、思春期に問題を抱えることも

よく泣くHSCを育てている親御さんは、他の子供と比べて

ママ
ママ
なんて弱い子なの。
いつまでも赤ちゃんみたいで困るわ……

と焦ったり、特に男の子だと「泣き虫すぎてイライラする」と感じることも多いかと思います。

実際、私も子供時代に父親から

桃子の父
桃子の父
お前はすぐ泣くからダメだ!弱い奴だ!

と散々ダメ出しをされました。ものすごく辛かったです。

すぐ泣く子にイライラするのは当たり前です。しかもHSCであれば育児に手間がかかったり気を遣うことが多く、うんざりすることも普通にあると思います。

ですが親として、本人の前では「お前は弱い」「泣き虫だ」などと口に出して言わないでください。本人に劣等感を植え付けないように気をつけましょう。

幼いうちから劣等感を刷り込まれて育つと、不安定になりやすい特性を持つHSCは、思春期に引きこもりになったり、メンタルを病んだり、親にとって幼いころ以上に大変な育児になってしまうからです。

HSCの感受性の強さ=痛みへの弱さ

HSCは他の子供より感受性が強いので、痛みに限らず、大きな音や強い光、臭いや暑さ寒さなど、すべての刺激をより大きく感じてしまうことが多いです。

例えば、花火が苦手な子。
打ち上げ花火のビジュアルは綺麗だと思うけれど、それに付随する大きな音や光の強さがとっても怖いと感じます。

犬を飼っている方はよくご存知かと思いますが、犬は人の何倍も耳が良いので、花火の大きな音をとても嫌がります。刺激が強すぎるんですね。

犬ほどではありませんが、他の子供より感覚の鋭いHSCにとって、花火とはそれくらい刺激が強くてびっくりするものだと思ってください。

大人でも、耳元でシンバルをバシーン!と鳴らされたらびっくりしますよね。

痛みに対する耐性のなさも、HSCの感覚の鋭さによるものです。
予防接種のチクッとした痛みすら、ものすごく大きなショックとなってHSCを襲います。

私の子供の時や、現在のムスメを観察して気付いたのが、「痛み」そのものよりも「痛みを受けたという事実」に対して大きなショックを受けて大泣きしているのかな?ということです。

単純に「注射が痛い!」というよりは「痛いことをされた!ひどい!辛い!」という精神的なショックもあって、大泣きしているんだろうな、と感じています。

我が家の大泣きHSCへの対処法

HSCってギャン泣き・大泣きするときは、

どんだけパニックになってんねん!

と突っ込みたいくらいめちゃめちゃ泣きますよね。

あ〜早く泣き止ませないと!周りの迷惑になる!

と焦ってしまうこと、本当によくあります。

ですが焦って「早く泣き止みなさい!」なんていうと逆効果。最悪手です。

HSCには、やはり一番に受容と共感、その後に気分転換という対処が有効です。

我が家の大泣き対処法
  1. 受容と共感:痛かったね、嫌だったね、など本人の気持ちに共感する言葉をひたすらかける
  2. さらに是認:痛いのによく頑張ったね、じっと我慢して偉かったね、など小さい事でも本人の努力を認めて褒める
  3. 気分転換:歌や手遊び、病院内の装飾や外を通る車に注意を向けさせ「あれは何だろう!?」と別のことに頭を使わせる

※空腹時であれば、気分転換よりも小さいパックジュース等で血糖値を上げてやると落ち着くことが多いです

最初から「注射くらいで泣くんじゃない!」と痛さを否定してしまうと、本人の「痛い!辛い!」という不満・不安が解消されず、いつまでたっても「痛い!辛い!」気持ちから脱出できないので、泣いている時間が長引いてしまい親が苦労するだけになります。

HSCの敏感さは、年齢とともに少しずつ落ち着いてくる

HSCのムスメは赤ん坊の時から、予防接種の度に病院の外まで響き渡る大声でギャン泣きして、すっかり有名になってしまいました。

それでも段々と痛みに慣れたり我慢したりできるようになって、4歳の時点で

他の4歳の子供よりはうんとよく泣くけれど、赤ちゃん時代よりはぜんぜんマシ!

というレベルになっています。

他の同年代の非HSCの子供と比べるのではなく、本人がもっと小さかった頃と比べると、はっきりと成長していることが分かりますよ。

敏感さが減ってくるというより、感受性は強いままなんですが、それを外に出さずに自分の中でうまく折り合いをつけて処理したり我慢したりする、という対処法が取れるようになってくると落ち着いて見えるんですね。

例えて言うなら、新卒でオロオロ・ビクビクしていた新人ちゃんが、勤続10年を超えてすっかりふてぶてしいお局様ベテラン社員になりました、的な感じです!

ちなみに大泣きHSCからなんとか大人になった私ですが、注射どころか包丁が自分の手に突き刺さっても無言で対処できるようになりました(笑)

流血の大惨事だけど大騒ぎしてもどうしようもないしー、という考え方ができるまでになりますから、子供の頃は大泣きHSCでも大丈夫です!