HSP(HSC)と学校

不登校のままでも勉強を続けて大学に入学する方法

不登校のままでも勉強を続けて大学に入学する方法

感受性が強くて、精神的に疲れやすく、内省が好き。勘が鋭くて、哲学的。
約5人に1人ほどの割合でみられる「神経質だね」「考えすぎじゃない?」と言われるタイプ。

近年、そんな性質を持っている人たちをあらわす概念としてHSP( Highly Sensitive Person )という言葉が注目を浴びています。

そのHSPの性質を持つ子供たちを HSC( Highly Sensitive Child )と言います。
HSCの子供たちの中には、学校という環境になじめなかったり、人間関係でつまづいたりして不登校になっている子供が一定数いると見られています。

私はかつて不登校の経験があるHSPとして、そしていまHSCの娘を育てる母として、いま現在不登校に悩む親御さん・子供たちにHSPの観点から「不登校になったらどうするか」をお話ししたいと思います

HSCが不登校になる原因は環境不適応

HSCが不登校になる原因として「感受性が強く人(先生)の怒鳴り声が怖い」「騒がしい集団の中で精神的に疲弊しやすい」「色々な友達とうまくやるために気を使いすぎて辛くなる」といった理由が挙げられます。

つまり、環境がその子に合っていないのです。

私の経験を例に挙げると

  • 小学校→周囲の子より大人びていたため、いじめが原因で不登校
    HSC特有の苦痛「騒がしい集団の中で精神的に疲弊しやすい」「色々な友達とうまくやるために気を使いすぎて辛くなる」に該当
  • 中学校→私立受験で同レベルの友人に囲まれ、充実した学生生活
  • 高校→家庭の事情で商業高校へ、教師のレベルが違いすぎて不適応
    HSC特有の苦痛 「感受性が強く人(先生)の怒鳴り声が怖い」「騒がしい集団の中で精神的に疲弊しやすい」 に該当
  • 大学→サボりがちだが学外のコミュニティで友人知人が増えて充実した生活

このように、引っ込み思案で神経質なHSCであっても、自分にあった環境であれば「学校に行くのが楽しい」「ここの人間関係は快適だ」と思えてのびのびと充実した生活を送れます。

反対に自分に合わない環境だと、周囲からいじめられる・体調を崩すなど、目に見えて不適応の状態になるのです。

不登校は、学校の環境が適切でないだけ

深く考えることを好むHSCは、決して学ぶことが嫌いなわけではありません。それどころか興味のあることを深く掘り下げ、研究することに向いている性質であるといえます。

では、なぜ学校に行けないのか?
それは本人よりもむしろ環境に原因があります。小中学校であれば、このような理由で学校に行けなくなる子が多いのです。

子供が学校嫌いになる原因
  • 学級崩壊寸前の騒がしいクラス
  • 大声で高圧的に指示を出す教師
  • 回答を間違ったら皆に笑われる環境
  • いつ先生に当てられるか分からないプレッシャー
  • 勉強ができすぎると嫌われる理不尽
  • 〇〇ちゃんより速く走ってはいけない等のスクールカースト忖度
  • 部活の先輩後輩の理不尽すぎる身分制度
  • ストレスや嫉妬による足の引っ張り合い
  • 通学中に遭遇する痴漢や暴行

例えば、穏やかなクラスメイトと理性的な教師が揃った安心できる環境であれば、感受性の強い子でものびのびと学び生活することは十分可能です。

ですが、公立の小中学校では落ち着いた環境を望むことが難しい場合もあります。
すぐに私立に転校できる家庭や地域環境ばかりではないでしょうし、転校したからと言ってすべてうまくいく補償もありません。

だとすれば、適切な環境でない場所に無理矢理子供を通わせるよりも、自宅でしっかり勉強して進学に備えるという方法もアリではないでしょうか。

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不登校のままで勉強を続けて大学に入学する方法

ぶっちゃけ、1日も登校せずとも小学校・中学校は卒業できます。 小学校・中学校は留年制度がないからです。

中学校に出席せずとも、自治体の教育支援センター(適応指導教室)で学べますし、ホームスクールや通信教育で難易度の高い学習内容に取り組むことも、好きな教科だけ伸ばしていくことも可能です。

中学校に出席しない場合、内申点がもらえないため高校受験で不利になります。
ただし、中卒認定試験を受ければ中卒相当の学力が身についていると客観的に証明できるので、内申点の不足をカバーできる場合があります。

ですが、小中学校で不登校だった子供が、高校に進学して何の問題もなくうまくやっていけるのか? という現実的な問題もあります。

高校生になってから様々な理由で不登校になってしまった人もいるでしょう。

そんな時は、無理に今の高校に居続けるよりも、思い切って通信制高校や定時制高校に転校してマイペースで勉強するという方法もあります。

  • 通信制高校で高卒資格を取り、それ以外の時間を自分の興味関心のある分野に取り組む→AO入試で一点突破できる特技を身に着けて大学に入学。
  • 定時制高校でしっかり勉強し、周囲の定時制高校の生徒より相対的に成績上位になる→評定平均で高得点を取って推薦入試で大学に入学

通信制高校や定時制高校は、センター入試には対応が難しいでしょう。ですが、このような裏技的な方法で大学を目指すという手もありますよ。

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