仕事・転職

HSPに向いてる仕事は!? 経験者の個人的おすすめ3職種はこれ!

実は私、転職回数が10回以上あるんです!

就職氷河期まっただ中の時に社会に出るしかなかったので、新卒からいきなり非正規社員だったのが運の尽きですよね。

正社員、契約社員、派遣、パート、アルバイトなどなど、10社以上の会社を渡り歩いてきて分かったんですが、HSPに向いている仕事はこれ!と確信を持っておすすめできるものは、残念ながらありません。

それはHSPであっても、得意分野やストレス耐性が個人で異なるから。
なので、あくまで個人の見解から「どういった環境ならHSPでも大丈夫か」ということをお伝えし、私の個人的なおすすめ職種も説明しますね!

HSPは天職に出会えるのか? 10回以上の転職でわかったこと

私は、20代のころ自分がHSPだという事実に気づいてなかったので、自分に合わない職場で精神を病んだり、自分に合う仕事がなにか分からずに派遣であちこちの会社に勤めたりしていました。

さらに30代で結婚して引っ越したり、離婚して引っ越したり、再婚して引っ越したりしたため、まー本当にいろいろな会社で仕事をしてきました。

ざっと挙げてみると、営業事務、社長秘書、広報、Webデザイナー、編集、校正者、弁護士補助、税理士補助、総務、NPO事務局、経理などなど。

これだけ色んな職種を渡り歩いていれば、HSPにぴったりな仕事って何か知ってるんでしょ!? と思われるかもしれませんが、残念ながら「ズバリ○○の仕事がHSPの天職です!」とは言えません。

なぜなら仕事内容としては天職であっても、職場の環境が極端に悪かったり、同僚がHSPにとってストレスとなるタイプの人であれば、どんなに自分で「この仕事好き!続けたい!」と思っても、いずれストレスで心身が弱ってしまうのを身をもって体験したからです。

逆にいえば、仕事内容としては「まあまあ、嫌いじゃない」程度の内容でも、職場環境や人間関係がよく居心地の良い会社であれば、ストレスに弱いHSPにとって最適な環境であると言えます。

さらに、HSPであっても内向的か外向的かで「ストレスが少ない」と感じるポイントが異なります。
しかも、人それぞれ得意分野が異なっていて当然なので、HSPだからといってひとくくりに「HSPの天職はこれ!」と断言できないんですよね。

確かなのは、HSPはとにかくストレスの少ないことが最優先!

HSPの特徴をいかせる職種ってあるの? 経験者のおすすめ3職種

HSPには大きく4つの特徴があります。
英訳した時の頭文字からDOESと呼ばれています。

:脳が情報を深く処理する(深く考える)
:脳が過剰に刺激を受ける(刺激に敏感)
:共感力が高い(人の気持ちを読む)
:刺激に対する感受性が高い(疲れやすい)

これらの特徴をいかせる仕事って、何があると思いますか?

私の経験した職種の中から挙げるとしたら、以下の3つです。
桃子のHSP向き職種3選
  1. 秘書
  2. 税理士補助
  3. 校正校閲

どうしてそう思うのか、理由も説明しますね。

秘書がHSPに向いている理由

秘書の仕事内容

役員のスケジュール管理や仕事の調整、根回しとフォロー、取引先等の交際関係のフォローなどなど。

ざっくり言うと「担当役員の様子をうかがい、細かな調整を加えながら担当役員が円滑に仕事を進められるよう気を配る仕事」です。
先の予定を見越して準備をしたり、人の気持ちを読んで細やかな気遣いが得意なタイプのHSPに向いている仕事と言えます。

洞察力の鋭いHSPにとっては、企業の経営者を深く理解し経営者マインドを吸収できるという、珍しい体験ができるチャンスになります。

独立しないし、経営者マインドなんて興味ない……と思うかもしれませんが、仕事をする上で組織の上層部の考え方を理解することは、その後のジョブキャリアの中で役に立つことが多いです。

また、その企業が目指している社会的使命や、「人の上に立つ人間はこうあるべき」という経営者のノブレス・オブリージュ的な信念に触れて「さすが、社長になる人って器が違うんだな……!」と感動したり勉強になったりすることも、貴重な経験になるでしょう。

ただし、担当役員が朝令暮改のワンマンだったり、どうにも尊敬できない性格だったり、セクハラジジイだったりすると、途端にストレスMAXで具合が悪くなるリスクもあります。

秘書になるには

一般職で企業に入社した後にジョブローテーションの一環として秘書を経験する場合と、中途採用や派遣などで秘書検定の資格を持っている人を専任で雇う場合があります。

一般職がジョブローテーションで秘書に配属になる場合、秘書検定の資格を持っていることが配属に有利になることもあります。簿記の資格を持っている人が経理に配属になるようなものですね。

税理士補助がHSPに向いている理由

税理士補助の仕事内容

税理士の指示のもとに、顧客(中小企業・個人事業主がほとんど)の経理の外注業務を請け負う。
記帳代行、従業員の給与計算、年末調整、決算申告、消費税の申告などなど。

ざっくり言うと「複数の会社の経理の外注先として、毎日ひたすら数字を入力する仕事」です。

一般的な会社の経理部門とは異なり、複数の会社の記帳代行や税額計算を請け負うので、専門性が伸ばせる仕事です。

PCを前に黙々とテンキーを打つ作業が多いです。担当企業を毎月訪問して、困りごとや相談事のヒアリングも行います。
企業の税金計算の元になる数字を扱う仕事です。
丁寧な仕事と、「ここの数字は何かがおかしいかも!?」「これはちゃんと調べないといけない数字!」という用心深さを持ち、顧客とのコミュニケーションが苦にならないタイプのHSPに向いている仕事と言えます。

地元の様々な中小企業が顧客です。
色々な業界のビジネスモデルに触れて「なるほど、古着屋さんってこうやって利益を出してるのかー」「仮設トイレ専門のレンタル業者ってあるんだ!?」など勉強になることも多く、自分の世界が広がる楽しさがあります。

ネガディブ面として、担当顧客の当たり外れが仕事のしやすさに直結する部分が大きいです。
お金の管理にルーズな経営者や、税金を払いたくないと小細工する経営者にあたると、ストレスMAXになります。
季節によって業務の忙しさが変動し、年末調整や決算申告の時期は残業が発生することが多いです。

税理士補助になるには

税理士事務所に就職します。
あまり馴染みがないとは思いますが、地方都市にも複数あります。市役所や税務署の近くに事務所を構える税理士さんも多いです。
あくまで「補助」なので税理士である必要はありませんが、パートであっても最低限、日商簿記二級以上は求められます。
正社員であれば「税理士試験二科目以上合格」という条件をつけている事務所も多いです。

校正校閲がHSPに向いている理由

校正校閲の仕事内容

校正:印刷前の内容見本と元になった原稿を比較して、実際の印刷にかけられる前に、誤字脱字やデザインのミスがないかをチェックする。
校閲:「本当にこの内容で間違い・矛盾点がないか」事実確認をし、別の資料を探して裏取りをする。

ざっくり言うと「ありとあらゆる出版物のまちがい探し・あら探しをする仕事」です。

一日中、机に座って活字を見たり調べ物をしたりする仕事です。
校正対象の出版物は変化に富みますが、勤務的にはルーティンワークです。
毎日じっとしているのが苦にならなくて、わずかな違いでも敏感に気づくタイプのHSPにはかなり向いている仕事だと思います。

例えば文章の中で「二」と「ニ」の間違いを見つけたり(漢数字とカタカナです)、「さっき右手に銃を持った記述があったのに、また右手でグラスを持っている。銃はどこに行った?」と矛盾点に気付ける細かさが求められます。
また、校閲では対象分野の広く深い専門知識が必要になることもあります。

校正する原稿によっては、普段なら読まないような文章を読んだり、接点のない業界のことに詳しくなったりと、出会う出版物によって自分の世界が広がる点がとても面白いです。

私自身は、校正校閲が一番自分にとってストレスが少なく、HSPの注意深さや繊細な感覚をいかせる仕事だと思いました。

ですが、一緒に働く職場の上司や同僚は「運」としか言いようがありません。
すごーく気に入っていた仕事だったんですが、運悪くストレスで血尿二回&帯状疱疹まで発症し、家族にも心配されたので後ろ髪を引かれる思いで退職してしまいました。

校正校閲者になるには

校正校閲の求人はそれほど多くはありません。
校正プロダクションという校正のみを専門的に行っている会社に就職する方法が確実ですが、ほぼ東京にしか校正プロがありません。
狭き門ですが、大きな出版社・新聞社の校正専門部署への就職。これも東京がほとんどです。
地方であれば、地元の出版社や広告代理店や印刷会社でも校正の需要がありますが、ライターや編集を兼ねる場合がほとんどです。

採用されるためには、校正の実務経験が重要視されます。
未経験者であっても、養成講座や通信教育等で学んだのちに日本エディタースクール校正技能検定資格を取っていると有利だと思います。
最初はアルバイトか派遣社員として働いて校正の実務経験を積み、正社員として転職するパターンが多いのでは? という印象です。