仕事を始めたら、クライアントの要求がエスカレートして「夜中なのに対応させられる…」と不満を感じることはありませんか?
クライアントの要求がコロコロ変わって、無料で何度もやり直しをさせられ「タダ働きじゃん!」と悔しくなることは?
フリーランスは自分一人でクライアントと交渉しなければならず、気が重いときもありますよね。
トラブルに発展すると、精神的にもしんどい…
また、法人相手ではフリーランスの方がどうしても「弱い立場」に置かれがちで、交渉するにも勇気が必要。
15年経っても、その社長の名前は忘れていません!
気持ちよく仕事をするためにも、仕事相手であるクライアントの存在は大きいものです。
ブラックなクライアントと取引したくない!
クライアントの評判を調べたい!
そんな人のために、私が実際にやっているクライアントのリサーチ方法を紹介します。
契約前の匿名クライアント・実名クライアント問わず、相手の評判を調べたいとき、参考にしてみてください。
匿名クライアントの調査方法
ランサーズやクラウドワークス等のクラウドソーシングでは、法人の大手クライアントであっても匿名アカウントを使って募集をかけたり、スカウトメールを送ってきたりすることは珍しくありません。
アカウントの名称では相手の実名が判断できない場合、どのように見極めればいいのでしょうか。
私はランサーズをよく使っているので、ランサーズを例に解説します
アカウントの登録状況をチェック
ランサーズやクラウドワークスは、クライアントに対して書類等を提出させて本人確認を行なっています。
また、ランサーズの場合、本人確認や機密保持確認などある程度のハードルをクリアすると、クライアントのプロフィールに「認証済み」バッジがつき、さらに優良なクライアントには「認定クライアント」のバッジが付与されます。
アカウントの★評価数をチェック
まずはアカウントの★評価数をチェックしましょう。
ランサーズに登録したばかりのクライアントさんで、評価がほとんど溜まっていない場合は、匿名クライアントであれば手を出しません。
実名クライアントであれば、自分で会社の評判を調べて納得できたら、発注実績が少なくても案件応募することはあります。
でも、あまり経験のない人にはおすすめしません
アカウントの評価内容をチェック
クライアントの評価欄に書かれた他ユーザーのコメントをチェックしましょう。
他のユーザーの評価は最も参考になる情報です。
「また機会がありましたらよろしくお願いします」
「引き続きどうぞよろしくお願いします」
などと書かれていたら「また取引したいと思うクライアント」だということ。
逆に、対応の悪かったクライアントには★の数が3以下の評価がつけられているはずです。
他ユーザーが星5つの評価をしつつもチクリと「大変勉強になりました」などと書いていたら、私は警戒します。
また「途中終了」の案件が多いクライアントも、警戒対象になります。
アカウントの発注率をチェック
発注率は、クライアントがプロジェクト案件の募集をかけた仕事のうち「当選者を選定し、発注した割合」です。
クラウドソーシングで募集したのだから、最終的に誰かに発注するのが当たり前では? と思いますよね。
でも、実際は違うんです
例えばランサーズとクラウドワークスで同時に募集をかけて、どちらか片方のユーザーに発注し、もう片方は当選者なしでキャンセルするクライアントは少なくありません。
また、相見積もりを取る代わりにクラウドソーシングを利用して、見積書だけを集めて案件をキャンセルしてしまう企業もあります。
つまり、提案しても最初から採用の見込みがない案件が存在するんです
ランサーズの「認定クライアント」の基準は「仕事発注率70%以上」ですが、私は念のため「仕事発注率80%以上」のクライアントを選ぶようにしています。
クラウドソーシングでは匿名クライアントが多く不安だ! と感じる人は、実名クライアントの案件紹介サイトがおすすめです。
実名クライアントの調査方法
ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシング上でも、会社の実名で登録しているクライアントは数多くいます。
また、ReWorks(リワークス)やママワークスといった案件紹介サイトでは、最初からすべてのクライアントが実名で登録しています。
クライアントの実名やメディアURLがすでに分かっている場合は、まずは素直に検索を活用しましょう。
クライアントのWebサイト
クライアントのWebサイトでは、事業内容や社員の声をチェックしましょう。
特に、採用ページには新卒・中途採用者に向けた社員インタビューや、社内の雰囲気を紹介する動画などがありますので「この中の一人が私の担当者になるかもしれない」と思いながら見てみます。
Wantedlyやマイナビ転職などの採用プラットフォームに独自コンテンツを掲載している場合もあるので、参考にしてみてください。
クライアントの経営者・役員・担当者
ほとんどの法人のWebサイトでは「会社情報」として代表取締役や執行役員の名前を掲載しています。また、案件依頼メールで担当者の名前がわかれば、それらを検索にかけてみましょう。
スタートアップなどで、会社の過去データがほとんどなかった場合でも、社長・役員の前職が分かれば「あー、こんな感じの会社なのかな」と見当をつけることができます。
また、小規模な会社でクライアント側担当者=社長や役員であるなら、社長や役員のSNSの発言やメディアのインタビュー記事には、必ず目を通した方がいいです。
もちろん、LinkedInやFacebook、Twitter等の発言内容も確認しましょう。
私は「SNSを見ました」とDMで仕事のお話が来ることもあるので、仕事相手のSNSはしっかりチェックする派です。
私の場合は、次のようなことを注視しています。
- 普段からパワハラチックな言動をしていないか
- 他人をジャッジしたり意識高い言動が多すぎたりしないか
- 女性や外注など「自分より下」の立場の人を軽く見ていないか
- 「休日・夜中も仕事優先!」など自分と合わない価値観の持ち主ではないか
女性フリーランスという立場でも気持ちよく仕事をしたいので、念には念を入れて判断しています!
転職サイトのクチコミ
一番クライアントの本質を知ることができるのが、転職サイトのクチコミです。
特に「退職理由」「入社後に感じたギャップ」「女性の口コミ」の情報をチェックすると、実際に働く際に「このような扱いを受けるかもしれない」と想定できるので、かなり助かっています。
ただし、基本的に転職サイトに集まる会社の評判は「退職者の意見」です。
会社に不満がない人はまず転職活動を行いませんから、転職サイトには自然とネガティブな意見が集まりやすいことは考慮しておきましょう。
Indeed(インディード)で求人件数を調べる
ここまで調べて「なんだかブラックな香りがするなぁ…」と感じたら、その直感に従ってお仕事をお断りしてもいいと思います。
どうしてもその仕事を受けないと飢え死にする!というならともかく、クライアントは他にもいます。
わざわざヤバそうな案件に手を出して、精神的な消耗を深めることはありません
どうにもグレーで判断がつかない、という場合は、Indeed(インディード)でクライアントの会社が出している求人を調べてみましょう。
そこで、何度も同じような求人を出していた痕跡があるなら要注意。
もしかしたら、正社員やアルバイトで何回求人を出しても人が埋まらず、仕方なく外注を探している案件かもしれないからです。
同業者のコミュニティで評判を確認してみる
これはよっぽど困った時にしか使いませんが、同業者が集まるオンラインサロン等でクライアントの評判を確認する方法もあります。
というのも、悪質クライアントの所業は同業者のコミュニティ内で広まることも多いのです。
ただ、クライアントの名前を出して評判を知りたがる=そのクライアントと「何かあった」と思われる、ということです。
あなた自身の評判に影響する可能性もあるので、注意しましょう。
ここまで色々と書きましたが、それもこれも、フリーランス仲間にブラック案件に引っかかって欲しくないから。
ただし、あくまで「私はこうしてる」という参考意見にすぎません。
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