持続化給付金2020年新規創業特例、実際に申請サイトから申請完了したので解説するよ!
前回の記事では、日本税理士会連合会の無料対応を利用した「持続化給付金に係る収入等申立書」の内容確認・税理士署名依頼を行いました。
オンラインで税理士署名依頼を申請したのが7/18で、税理士会連合会のサイトでは「2週間くらいかかるよー」って書いてあったんですが、実際に返信があったのが7/21…て早っ!
しっかり税理士さんの署名捺印が入ってます
日本税理士会連合会、ほんま神対応…!
さて、この税理士確認済の「持続化給付金に係る収入等申立書」を使って、自分で持続化給付金申請サイトで申請を行っていきます!
いきなりトラップあってくじけそうになりましたが、なんとか成功したので解説しますね!
持続化給付金 申請仮登録
さて、持続化給付金の申請作業を進めましょう。
まずは持続化給付金の申請サイトへの「仮登録」でメールアドレスを登録。
ここで大きなトラップ!
これ、事業形態の選択肢が
- 法人
- 個人事業主
- 主たる収入を雑所得・給与所得で確定申告した個人事業者等
の3つから選ぶ形式なんですが、2020年新規創業なので当然「個人事業主」を選ぶと、注意書きが…
あれ!? この「2019年以前から事業」の要件だと、2020年に新規創業した個人事業主は対象外になる???
以下の要件に該当しない方は「持続化給付金申請要領(主たる収入を雑所得・給与所得で確定申告した個人事業者等向け)」もご確認ください。
と書かれてあるので、もしかして後から救済された組はまとめてそっちに振り分けられてるのか? と思いつつ「主たる収入を雑所得・給与所得で確定申告した個人事業者等」を選択してみたところ…
こちらでも2020年に新規創業した個人事業主は対象外だ!
なんでやねん!
で、さんざんサイト内のQ&Aとか見て調べたんですが、解決方法がわからなかったのでとりあえず注意書きを無視して「個人事業主」で仮登録を進めました。
結果的にこれで正解でした!
ちなみに、上記の注意書きには書かれていませんが「C-1.2020年新規開業特例」の申請に必要な添付書類は以下の4種類です。
- 持続化給付金に係る収入等申立書
- 開業届の控え
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
- 本人名義の銀行の通帳(表紙とその次のページ)
この時点で「あっ、開業届の控えがない!」という人は、税務署で「開業届の写し」を手に入れる必要があります。
持続化給付金 本登録
仮登録で入力したメールアドレス宛に本登録のURLが入ったメールが届きます。
URLをクリックして本登録に進むときの注意書きはこちら!
あった! C-1「2020年創業特例」の文字!
なんで仮登録の注意書きには載せてないんでしょうね…?
ホッと一安心できたところで、サクサクと必要事項を入力していきましょう。
必要事項入力での注意点
持続化給付金の本登録申請フォームはかなりシンプルで分かりやすい構成なんですが、それでも「これ、一般の人は迷っちゃうかも?」と思った部分を詳しく解説しておきますね。
屋号・雅号は開業届に記載した屋号と同じものを記入
開業届で屋号(会社名)を決めなかった人は空欄でOKです。
ちなみに「雅号」とは芸名とかペンネームのこと。これも開業届に揃えてください。
業種は開業届に記載したものと同じか、近しいものを選択
私は開業届の職業に「文筆業」って書いてたんですけど、持続化給付金の申請フォーム上では同じものがなかったので「著述・芸術家業」を選択しました。
商工会職員時代に補助金申請でも同じような記入欄を見たことがありましたが「経産省側が後で統計取るときに必要なデータ」って扱いだったので、ここは明らかに実態と異なる業種を選択しない限り、日本産業分類上の似たような業種で問題ないと思います。
特例適用の選択は「C-1.2020年新規開業特例」にチェック
ここは必ず!忘れないようにチェック!
書類名義はとりあえず「一致している」にする
2020年新規開業の人は前年の確定申告書の替わりに「持続化給付金に係る収入等申立書」を添付するはずですが、そのことに関する注意書きがないのは事務局側の手落ちでしょう…。
もう深く考えずに「一致している」にしときましょう!
持続化給付金の入金口座は、名義が違うと面倒くさいので自分の銀行口座で申請した方がいいです。
売上額から自動で給付金の金額を計算してくれるぞ!
申請フォームにある「売上入力」欄に事業収入の金額を入れていきます。
「対象月」も忘れずに!
ここは必ず「持続化給付金に係る収入等申立書」の金額と一致させましょう!違ってたら不備扱いになります。
入力が終わると、自動で自分が受け取れる給付金の金額が算出されます。
持続化給付金の添付書類
「C-1.2020年新規開業特例」の申請に必要な添付書類は以下の4種類です
- 持続化給付金に係る収入等申立書
- 開業届の控え
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
- 本人名義の銀行の通帳(表紙とその次のページ)
中でも注意が必要な書類について解説します。
持続化給付金に係る収入等申立書
添付書類で最も重要なのが、税理士の署名捺印のある「持続化給付金に係る収入等申立書」です。
私は日本税理士会連合会に依頼したので、メール添付で日本税理士会連合会から返信されてきた申立書PDFをそのまま使いました。
開業届は収受印または受信通知が必要
添付書類で二番目に重要なのが、開業届の控えです。以下のどちらかが必要になります。
- 開業届の控えに収受印(税務署で押してくれる受付印)があるもの
- e-TAXの場合は開業届PDFと受信通知PDF(「メール詳細」というタイトルのもの)
e-TAXの場合は、申請時に使った開業届PDFと、申請後にe-TAXのメールボックスに返ってくる受信通知PDF(「メール詳細」というタイトルのもの)のセットが必要です。
開業届って、税務署に出したときに自分で控え(原本のコピー)を持って行かない限り、控えは手に入りません。
税務署側が控え用のコピーを渡してくれるなんてことがないんですよね。
私は保育園の申請があったので、開業届の控えは絶対に必要でした
この時点で「あっ、開業届の控えがない!」という人は、税務署で「開業届の写し」を手に入れる必要があります。
申請番号の確認まで頑張ろう!
さて、4種類の必要書類の添付が終われば、申請ボタンをクリックして手続きは完了です。
念のため申請番号を控えて、受付メールが届いているか確認しておきましょう。
お疲れさまでした!
メールにもあるとおり、給付金の振込までにしばらく時間がかかります。
私は7/23に申請しました。動きがあったら続報をお知らせしますね。
【続報】7/28に入金されました!はやーい!